③ 純米大吟醸と大吟醸の違い
日本酒の種類は沢山ありそうで、
最初はどれがいいのか、何が違うのか
戸惑ってしまいがちですね。
無濾過生原酒、生酒、
山廃仕込み、生酛づくり、
ひやおろし、おりがらみ、
中取り、しずく...
何だか難しそうですが、
実はわかってしまえばシンプルです。
これから順をおってお伝えしていきますね。
ついて知っておきましょう。
日本酒の主原料は、
ラベルを見るとわかるように米と米麹です。
この米と米麹だけで作られたのが純米酒。
そこに醸造用アルコールが添加されると
純米酒ではなくなります。
50%以上お米を磨いて、
米と米麹だけで作られたのが、純米大吟醸
となります。(「純米」がとれます)
同じく60%以上の磨きが吟醸酒なので、
米と米麹だけで作られたのが純米吟醸、
です。
「純吟」は純米吟醸の略語で、
米と米麹だけで作られた、
磨き60%以下の日本酒です。
黒龍の純吟、美味しいですよ。
ちなみに磨き70%以下で、
添加しないお酒を純米酒といいます。
なかには、日本酒は純米酒に限る、
と純米酒にこだわる方もおられます。
では、醸造用アルコールは何の為に
添加するのでしょうか?
醸造用アルコールを添加すると
よい香りがたつのと、雑味をおさえることで
すっきりと飲みやすくなります。
醸造用アルコールを「悪」とする方は、
戦後の三増酒の悪しきイメージによるものが
多いと思います。
戦後、コメ不足の時代に、醸造用アルコールを
本来米からつくられるアルコールの2倍の
たしかにかつては悪酔いする原因でしたが、
今、美味しいと評判になっているお酒は
そんなことはありません。
純米酒かどうかは目安程度にして、
まずは呑んでみて、美味しいと思える日本酒を
どんどん開拓していきましょう!